あることがキッカケで今でも閉所がとても苦手です。
それは十数年前のある通勤電車でのこと。都心へ向かう朝の通勤電車は混雑率180%になることも多く、その日も乗車した時点で既に立っている人同士の身体が触れ合うくらいの圧迫感でした。そして乗車して何分もしないうちに電車が急停車。どうやら何駅か先で線路への人立ち入りがあり、安全確認のため次の駅で暫く時間調整を行うことになるということでした。
まあ人身事故でないのならそんなに時間もかからないはずとその時は楽観視していましたが、それがまさかあんな地獄に繋がるとは、、、、
アナウンス通り電車は次の駅で時間調整となったのですが、朝のラッシュ時間、ホームは既に人でいっぱいにもかかわらずドアは開きっぱなし。その人たちが止まっている電車に次々乗ってきます。
乗車率なんてもう余裕で250%超えてる感じ?で息が苦しい。途中で危険を感じ一瞬降りようかと思ったのですが、当時はまだホームドアもなく、なんとか乗り込もうとする人達で入り口が何重の壁のようになっていてとても無理でした。
数年前、韓国の梨泰院で混雑が原因で159名が亡くなる大事故が起きましたが、状況は全く同じです。前からも後ろからもぎゅうぎゅう押されて足も浮き上がるくらい。とにかく苦しくて苦しくて本当にここで死ぬかもって覚悟しました。
周りからも押すなとか痛いとか罵声が飛んでてまさにカオス状態。結局普段の3倍くらいの時間をかけて電車はノロノロ動き、目的地には着けましたが吐き気と動悸で気分が悪く、ベンチで休まないと歩くこともできませんでした。
そのことがトラウマとなってしまったのか、以来閉塞空間が極端に苦手です。満員電車は勿論のこと渋滞中の高速とか長いエレベーターとか飛行機とか「すぐに逃げ出せない」状況がとても苦手。閉じ込められたと思うと心臓が飛び出るような動悸や冷や汗が出て無性にトイレに行きたくなるんです。
なんとか乗り越えたいのですが、恐怖体験って根が深いみたいで中々難しいですね。JRはもう少し早くドアを閉めるなど思慮深い判断ができなかったのかな。まあ、線路立ち入り野郎が1番許せないんだけど。
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