パーキンソン病の初回に使われることの多いレボトパ製剤。
主なところではレボドパ・カルビドパ合剤のメネシットやネオドパストン、レボドパ・ベンゼラシド合剤のマドパーなどがあります。
高齢の患者さんにも使用されることが多いので、便秘薬との併用も多いのですが、注意すべきは酸化マグネシウム。
レボドパはアルカリ性下で酸化分解が促進されるため、レボドパ製剤と酸化マグネシウム製剤を一緒に懸濁すると配合変化が起こり、レボドパ製剤の効果が低下する(見た目も黒色になる)ことがあります。
これは水に溶かさなくても粉砕後の粉を混合して一包化しても起こることがあるので注意。
そのため、レボドパ製剤と酸化マグネシウム製剤を同時に服用する場合は、酸化マグネシウム製剤のみ、他の薬とは別に懸濁しなくてはなりません。
胃酸中では酸化マグネシウム存在下でもアルカリ性になることは考えにくいので、併用する場合は少し服用のタイミングをずらせばよいものと考えられますが、可能ならアミティーザなどに変更できればよいですね。
レボドパ製剤はそのほかにも閉塞隅角緑内障の患者への禁忌にも要注意です⚠️
0 件のコメント:
コメントを投稿