2024年2月28日水曜日

季節の変わり目は「めまい」に注意

体調を崩しがちな季節の変わり目。疲れなどからちょっとした「めまい」に悩まされる方も多いのではないでしょうか。


持病もなく、めまいの程度もそこまで酷くない場合、薬局で購入できる薬で様子を見ることができれば便利ですよね。今回は漢方薬での紹介になりますが、お医者さんでもらう薬と中身はほぼ変わりませんので、病院に行く暇のないときなど是非参考にしてみてください。
水滞型めまいのファーストチョイス、苓桂朮甘湯
「めまい」に効く漢方薬と言っても、使用する方の体の状態によって使われる種類はだいぶ変わってきます。例えば何らかの原因で体液の流れが滞る「水滞」状態にある方のめまい。こういった人の中にはめまいの他にもむくみや頭痛、 あるいは下痢などの症状も見られるかもしれません。

この「水滞」タイプのめまいに使われるものとして代表的な漢方に「苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)」があります。体を温める種類の生薬が配合されており、お湯に溶かして服用することで排尿を促し、余分な体液の滞りを改善することでめまいを解消します。

つまりおしっこが出るのが効果の有無の目安になるのでわかりやすいですね。ちなみに同じ「水滞」タイプでも、めまいの他に顔のほてりや熱っぽさ、便秘などがみられる人の場合は「五苓散(ゴレイサン)」という漢方薬もあります。

それ以外にもお医者さんで処方される漢方薬として「半夏白朮天麻湯」という漢方薬もあります。これはおなじ「水滞」が原因でも、もともと体力がなく、胃腸が弱いタイプの人に使われる傾向があります。

「気」や「血」の流れが滞ることで起こる眩暈もある
「水滞」以外にもめまいの中には、体内の「気」や「血」の流れが滞ることに起因するタイプもあり、イライラしたり、のぼせてカッカするといった更年期用の症状の他、血行不良を伴うめまいには「女神散(ニョシンサン)」あるいは「加味逍遙散(カミショウヨウサン)」が使われることがあります。

また、同じような神経症状でも、何でも気にしたり、気を使ったりといった気苦労から、動悸や不眠、高血圧などがみられる人のめまいには「柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)」が用いられます。

ただ、このあたりは中々選び方が難しいので、素直に医療機関を受診するほうが早いかもしれません。 今回紹介した漢方薬はほぼ薬局やドラッグストアで購入できるものですので、気になるめまいは放って置かずにまずは気軽に相談してみてくださいね❗

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