2024年4月3日水曜日

40代からの更年期との付き合い方

早い人だと40代半ばから始まる「更年期」。正確には閉経前後の10年程度のことを指し、女性ホルモンが急激に減少することで様々な不調に悩まされる実に厄介な時期です。

個人差もありますが、最初は月経異常だけだった症状が、ほてりやのぼせ、めまいが見られるようになったり、憂うつや不安感、不眠といった神経症状が現れたり。また、女性ホルモンは血管をしなやかに保ったり骨を丈夫にする作用もあるため、低下により動脈硬化や骨粗鬆症のリスクなども上がってきます。

つまり更年期と上手に付き合うことは、女性にとって40代、50代を快適に過ごすためにとても重要❗


病院で受けられる更年期症状の治療に、ホルモン補充療法(HRT)があります。これは女性ホルモンの1つであるエストロゲンの欠乏により引き起こされた症状をエストロゲンそのものを補うことによって軽減させる治療法で、投与される薬のタイプや量は人それぞれに異なります。

更年期の様々な症状が広範囲に改善される他、エストロゲンをなるべく長く維持することで将来の生活習慣病などの予防効果も期待できるんですよ。さすがに若返りはできないけどね(^_^;)

抑うつ気分や気分の落ち込み、不安感など精神的な症状が強い場合は一定期間、安定剤や抗うつ剤が使われることもあります。また、カラダ全体のバランスを整える目的で、漢方薬が処方されることも多いです。

更年期症状に使用される主な漢方薬
  • 加味逍遙散 (かみしょうようさん)
  • 当帰芍薬散 (とうきしゃくやくさん)
  • 桂枝茯苓丸 (けいしぶくりょうがん)
  • 温経湯 (うんけいとう)
  • 五積散 (ごしゃくさん)
  • 温清飲 (うんせいいん)

薬局やドラッグストアで購入できるものも多いので、ひょっとして更年期かな?と思ったらまずは気軽に薬剤師さんに相談してみてください。

因みに筆者の場合、更年期の訪れは強烈な五十肩からでした 腕が上がらないのでシャツを脱ぐのも一苦労、夜の疼くような痛みで不眠症気味にもなりました。
痛みが強い時は湿布や鎮痛薬を使うしかありませんでしたが、それ以外の冷えやむくみについては漢方薬に随分助けられたと思ってます。

まとめ
「更年期症状」とは、女性ホルモンの1つであるエストロゲンが閉経とともに減少することによって引き起こされる状態を言い、 代表的な治療法は主に以下の通りです。
1. HRT(ホルモン補充療法)
2. 抗うつ剤・安定剤
3. 漢方薬
持病があったり、症状が重い場合は病院で詳しい検査の上、治療法を選択していく必要がありますが、薬局などで購入できる漢方薬で様子を見る手もあります。 更年期は閉経前後の約10年続くため、しっかり対策して幸せな4、50代を過ごしましょう❗


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