2018年12月2日日曜日

正直、金持ち老人にまで年金って必要なの?

年々増大する社会保障費。65歳以上の高齢者数がほぼピークを迎える2040年度には、いまの約1.6倍にあたる190兆円まで膨れ上がると見込まれています。

このため財源となる健康保険料や介護保険料は見直しの度に上昇し続けており、この傾向は今後も変わることはなさそうです。


今年の春からは原油やLNG(液化天然ガス)の価格上昇による電気代やガス代の値上げのほか、 ティッシュ、トイレットペーパーといった生活必需品の値段も上がりました。さらに来年には消費税増税を控えており、まさに増税に次ぐ増税ラッシュ!

小手先の節約くらいでは足りず、副業やアルバイトで収入を補っている人も増えていることでしょう。しかし子育て世代や若い人たちが、老後の心配と目の前の税金の支払いだけで疲弊してしまっては、少子化改善なんて夢のまた夢‥‥。

ますます広がる世代間格差とは?
また、明らかな「世代間格差」の問題も気になります。税金や保険料負担増の理由の大部分は、高齢者の医療や介護、年金にかかる費用が増えていることにあるのに、 「俺たちだって払っていたんだから、若いやつが年寄りを支えるのは当然だ!」という考えの高齢者は少なくありません。

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十分な預貯金があるにも関わらず、医療負担が1割上がることさえ許容できずに唾を飛ばして自分の権利だけ主張している老人を見ると、なんだかやりきれない気持ちになります。

つい最近も病院で支払いに並んでいたところ、「今年から負担金が3割に上がった。老人をいじめる安倍政権は許せないな!!」などとひとりで憤慨している老人を見かけました。でも3割負担が適用されるという時点で、彼らには現役並みの所得があるということ。

費用を気にして病院にもかかれない若者がいる現実を、彼らは年長者としてどう受け止めているのでしょうか。 高齢者には、いくつになっても支えられる側に回らないだけでなく、積極的に支える側に参加し、若い世代に人生を全うすることのすばらしさを教えてほしい。

昔のお年寄りが学歴などなくても下の世代からの尊敬を自然に集められたのも、大家族で貧困、平均寿命もずっと短い中で死ぬ直前まで働き、持ちつ持たれつを実践してみせていたからなのではないでしょうか。

人として尊敬できるお年寄りが増えれば、同じ税金の支払いでも心の抵抗が少しは緩和されるでしょうが‥‥残念ながらそういう年長者は少数派のようです。現役世代の過重な負担を解消するには、 今後益々、高齢者にもより公平な負担を求めるしかないのかもしれません。

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