2018年11月12日月曜日

本当はコワイ!人生100年時代のリアル

筆者の子供時代、お年寄りには「いつまでも元気で長生きしてくださいね」と声をかけるのが常套句でした。 当時のお年寄りと言えばまさに戦争を経験した世代。

彼らのしてきた苦労を思えばその言葉は決して社交辞令ではなく、心からの労いと感謝の気持ちから自然にでるものでした。 言われた本人たちも、はにかみながらも嬉しそうにしていたのを覚えています。

実際、今の70代までは年金制度の恩恵に十分与れる世代であり、子供の数も多いので独居になる心配もなく、老後とはまさに人生のボーナス期。

平日のファミレスやジムなどには気の合う仲間とゆったりした時間を楽しむ高齢者が多く、その生き生きした姿を見ると、成程これなら長生きもしたくなるはずだと思わされます。

しかし、残念ながら今のアラフォー世代以降にとって、長生きは必ずしも望ましいことではなくなりました。

長生きすることがリスクと考えられる時代
不安定雇用や低収入などから生涯未婚率は上がり続け、女性の社会進出による晩婚化により、結婚したとしても出生率は伸び悩んでいます。

国立社会保障・人口問題研究所によれば、2040年には単身世帯が全世帯の39.3%に達する見込みで、これは未婚化の影響で高齢者(65歳以上)の単身世帯の割合が増えることが主な要因とされています。

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これまではこどもやパートナーがいなくても真面目に働いて納付さえしていれば、60歳からそれなりの年金をもらうことができましたが、年金受給開始年齢はどんどん引き伸ばされ、もはや制度自体の存続が危ぶまれる有様です。

老後破産や孤独死問題などが盛んに取りざたされる今日、お金も頼れる人もいないなら長生きなどしたくないのが本音ではないでしょうか。

「長寿家系」も素直に喜べない介護問題
また、自分が介護する立場の側である場合、「長生きすぎる」親族がいてもそれはそれで大変です。老老介護などで介護する側のほうが先にまいってしまい、不幸な事件や事故に発展してしまう例も後を絶ちません。

筆者の祖母は今年98歳になりますが、認知症で施設に入っているとは言えまだ健在です。その娘である母は癌で闘病中ながらも、施設まで車で往復4時間かけて定期的に面会に通っています。 でも、それもいつまで継続できるかわかりません。

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結局のところ、「長生きしすぎる」ことも「長生きされすぎる」こともよっぽどの幸運が重ならない限り人生におけるリスク要因と見なければなりません。

そしてそのような長生きリスクと呼ばれるものに対処するためには、少しでも長く働けるよう健康管理とスキルアップに努めること以外にないでしょう。

医療の発達は確かに日本人に長寿化を齎しました。でも本来、高齢者に本当に必要なのは、長く生きることよりも健康な身体と心で人生を楽しめる日を1日でも増やすためのケアでなければいけないはず。

ひとりの日本人として、これからはただ寿命を引き延ばすのではなく、人として尊厳ある死が迎えられるような医の在り方を心から願っています。

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